高血圧

高血圧

​血圧が高い状態を放置すると、血管に常に強い圧力がかかり続け、血管の壁が厚く硬くなる「動脈硬化」を引き起こします。高血圧は自覚症状がほとんどないまま進行するため、「サイレントキラー(静かなる殺人者)」とも呼ばれ、ある日突然、脳卒中や心筋梗塞といった命に関わる重大な事態を招く恐れがあります。
​当院では、単に数値を下げるだけでなく、患者様の将来の健康を守るためのトータルな管理をサポートいたします。

​このような数値が出ていませんか?

​一般的な診断基準(診察室血圧)では、上が130mmHg以上、または下が80mmHg以上が高血圧とされています。
ただし、ご家庭でリラックスしている時の血圧(家庭血圧)では、125/75mmHg以上が高い状態の目安となります。
​「一度測ったら高かった」というだけでなく、慢性的に高い状態が続いている場合は、適切な対策が必要です。

​なぜ血圧が高くなるのか?

高血圧の原因は、体質(遺伝)に加えて、長年の生活習慣が深く関わっています。

  • 塩分の摂り過ぎ: 日本人に最も多い原因です。
  • 肥満・運動不足: 血管に負担がかかり、血圧を上げるホルモンが活発になります。
  • 過度な飲酒・喫煙: 一時的・慢性的に血管を収縮させます。
  • ストレス・睡眠不足: 自律神経の乱れが血圧に悪影響を及ぼします。

当院の生活習慣病治療(高血圧)

​当院では、ガイドラインに基づきつつも、患者様のライフスタイルに合わせた無理のない治療を提案します。

​1. 正確な評価(血圧測定と検査)

​まずはご家庭での血圧記録(血圧手帳)を確認させていただきます。また、すでに動脈硬化が進んでいないか、心臓や腎臓に負担がかかっていないかを、血液検査や尿検査、心電図などで詳しく調べます。

​2. 食事・生活習慣のアドバイス

​「減塩(1日6g未満)」を中心とした食事療法や、無理のない運動習慣、禁煙指導などを行います。「何を食べてはいけないか」ではなく「どう工夫すれば続けられるか」を一緒に考えます。

​3. お薬による治療

​生活習慣の改善だけでは不十分な場合、お薬(降圧薬)の服用を検討します。現在は副作用が少なく、1日1回の服用で済むお薬が主流です。血管を守るための「投資」として、適切なお薬を選択します。